なぜ中年男性は、年下女子のタメ口に救われてしまうのか

心の中の話

年下女子のタメ口には、人を狂わせる力がある。いや、正確に言うとを狂わせる

まお
まお

どういうこと?

もっと言うと、若い頃、女子と自然に話せなかったタイプの男ほど危ない。少なくとも、僕はそうです。

学生時代、女子と目が合うだけで挙動不審になっていた男。文化祭で女子と写真を撮っただけで現像するまで眠れなかった男。LINE交換しただけで「脈ありか?」とYahoo!知恵袋を徘徊はいかいする男。

そういう男は、40代、50代になっても、本質的には何も変わっていません。ネクタイを締めて、社会人のフリをしているだけで、中身はずっと「女子に優しくされたい生き物」のままなのである

まお
まお

なんか、悲しい・・・

だから、年下女子から突然タメ口を使われると舞い上がる。少なくとも、僕はタメ口で話しかけられると、どんどんと妄想が膨らんでしまいます。

ひらめ
ひらめ

絶対、気がある・・・

タメ口で話しかけられるだけで「もしかして、僕に気があるのか?」と思ってしまう。それが続くと希望が確信に変わり、さらに、あまりもフレンドリー過ぎると「どのタイミングで告白すれば良い?」と暴走してしまうのである。

それで何度も失敗してきた。

例えば、会社の給湯室。軽口を叩いていたときに、急に女子が

「え、それ絶対ウソじゃんw」

などとタメ口を使うと、冷静を装いながらも、心の中はパニックになる。

昨日まで、

「お疲れ様です」
「ありがとうございます」

だった女子が、急に「ウソじゃんw」である

脳がバグる。期待と股間を膨らますには、十分な事件である。

ひらめ
ひらめ

僕の時代が来た・・・

まお
まお

来てません

僕が思うに、僕たち中年男は、至極しごくおろかな生き物である。タメ口ひとつで、を感じてしまう。

「俺だけに心を開いているのでは?」
「距離を縮めようとしている?」
「これ……ワンチャンある?」

急に、脳内会議が始まる。もちろん、これまで期待して、裏切られ続けてきたので、それなりに疑う。

(…落ち着け。ただフレンドリーなだけだ)

「いや、笑うだけならまだしも…wがついてたし」

(違う。また騙されるぞ…)

「今日のパンツ…新しいやつだったけ?!」

と僕の中での理性と本能がせめぎ合いが始まるのです。

まお
まお

キモい・・・

そもそも、僕たち中年男は、女子との距離感に飢えています。少なくとも僕は飢えています。いつでも、女子とあんなことや、こんなこと…色々と妄想をしています。

間違いなく、恋愛イベントは発生しない。それは分かっています。分かっているからこそ、少しのキッカケで妄想してしまう。

考えてみれば、スマホに来る通知は、

《【重要】カード利用明細》
《水道料金のお知らせ》
《Amazon 発送通知》

ばかりで、女子から優しく声を掛けられることなんて記憶にはありません。そんな荒野みたいな人生に、

「〇〇さんって、なんか話しやすいよね〜」

なんて年下女子のタメ口が飛んできたらどうなるか…。言わずもかな…勘違いしない訳ありません

でも、ここで冷静にならなければ、いつものように失敗する。と理性は告げてきます。もちろん、これまでの失敗と成功…過去の失敗から学んだ僕は、ちゃんと分析します。

女子のタメ口には種類がある

まずは「距離を縮めたいタメ口」と思っている場合です。

これは危険。男が最も勘違いする。しちゃうでしょ、絶対…。

敬語の隙間に「それ分かる〜w」みたいなタメ口を差し込んでくる。

敬語社会に、突然タメ口をぶち込まれたら、誰でもバグる。中年男性の脳は、それだけで簡単に溶ける。

ひらめ
ひらめ

ゾクゾクする・・・

そして、僕が思うに、このパターンはチャンスがある

まお
まお

ありません

次に考えられるのは「誰にでもタメ口」の女子です。

課長にもタメ口。
店員にもタメ口。
Uber配達員にもタメ口。

距離感がバグっているタイプです。この場合は地雷のことが多いです。相手はただの陽キャであり、僕だけが特別ではない。

こういう女子は、課長にも、警備員にも、コンビニ店員にも同じ温度で絡む。

悲しいことに、僕だけが特別ではない。

そして「僕を舐めているタメ口」というパターンもあります。

「あ、この人なら雑に扱っても怒らなそう」と思われているパターンです。ちなみに、僕はこのパターンが多い。

居酒屋で、女子大生アルバイトから「お代わりは?」とか「トイレ、あっち」とか「お皿いる?」とか…嬉しいんです。もちろん、嬉しい。一緒に飲んでいる奴らには「次は何にします?」とか、敬語を使っているのに、僕にだけ、タメ口…優越感を味わっています。

でも、このパターンは脈なしであることは学んでいます。

困るのは、最初の中途半端な「タメ口」です。もう、頭の中は、その娘のことで、いっぱいになってしまいます。そして、夜な夜なベッドの中で、枕を抱きながら…どんどんと好きになってしまいます。もう、相手の気持ちなんてどうでもいい。

こっちは勝手に恋が始まっている。

そこから始まる、記憶の4Kリマスター上映会。

女子の笑顔。髪の匂い。「ウケるw」の言い方。ずっとループ再生を繰り返します。

まお
まお

キモい・・・

ひらめ
ひらめ

脈ありだと思う・・・

でも、男という生き物は、多分ずっとこうなのだと思う。いくつになっても、女子に優しくされると嬉しい。名前を呼ばれると嬉しい。ちょっと距離が近いだけで、人生が明るく見える。

なんか、こうして言語化すると情けないし、切ないとは思う。でも、悪くないとも思う。

若い頃は、もっと大人になれば女子に慣れると思っていました

でも結局、50歳になっても、年下女子の「ウソじゃんw」ひとつで眠れなくなる。

男とは、つくづく不便な生き物だと思う。

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