全てを知るより、知らない優しさがある

世の中には知らない方が良いことがたくさんあります。例えば、いい人間だと思っていた男性が、キャバクラで散財しまくっていたり、素敵な男性だと思っていた人が、腹の中はドス黒く、影で他人の悪口ばかり言っていたり･･･

知ってしまうとガッカリすることがたくさんあります。もちろん、全ての人が聖人君子であるなんてことはありません。そんなゲスな一面があるのも人間としては当然です。

気になる異性については何でも知りたいと思う衝動が湧いてくるのは、理解しますが、知らなくていいことってあると思うんです。

相手の行動を知ってしまった故に、二人の関係が気まずくなることもあるのです。もちろん、知らなくてモヤモヤとして気になり続けることもあります。ですが、深追いすることを、お互いのために『やめる』という選択もあるのではないでしょうか。

全てを知らなくて良い理由

大好きな異性のことは、何でも知りたくなるのは凄く理解します。好きなものについては、トコトン知りたい･･･僕は、元々オタク気質が強い方なので、何でも知りたいと思う気持ちは理解できます。

でも、知ることでお互いが嫌な気持ちになるなら、知らない方が良いのではないでしょうか。

例えば、会社で頼りになるダンディな部長が、夜な夜な赤ちゃんプレイをしていることを知ったら、どうですか？ 今まで通りに接することができますか。

例えば、おっぱいが大きくてセクシーな女性だと思っていたら、すごく盛っていて脱いだら、小さな美乳だなんて知ったら幻滅しますよね。

本人が隠していることは知らない方が、幸せなのではないですか？

ヒトには隠したいことがある

もちろん、全てを曝（さら）け出している人間の方が信用できます。ですが、どうしても隠したいことって必ずあると思うんです。それは恋人だろうが、夫婦、家族、仲間だろうが、誰にも知られたくない。そこを詮索（せんさく）するのは、いかがなものかと･･･

僕の場合、感情と欲望を丸出しにして生きていると言いながら、本音と言うか、ここだけは譲れない芯、軸･･･みたいなことは親にも見せられません。好き勝手に生きているけど、やっぱり周りの人にも気を遣っているわけです。

比較的、Twitterやブログでは本音を出してはいるけど、それでも80%位。実社会ではもっと少なくて75%位。残りの20〜25％の部分は誰にも見せられません。

知らないから幸せ

そんな本音の部分だけではなく、相手に対するイメージを崩してしまうような情報は出来るだけ知らない方が幸せだと思うんです。

これは僕の経験ですが、知ることによって凹むことも多々ある。もちろん、知ることも成長なんです。ですが、僕の頭の中で築き上げた崇高（すうこう）なイメージと現実の狭間で揺れ動く葛藤（かっとう）もありますよね。

女性はとても美しく、汚れのないもの･･･トイレなんて行かないし、家の中でも可愛い部屋着を着ていてダラダラしていない生き物。という幻想を抱いていた。現実的にはあり得ないのですが、そんなイメージを持っていた。

だけど、本性というか、現実を見て凹む。ムダ毛の処理だったり、ダラダラとしている姿をみるとちょっと引くというか･･･ありますよね。そういう妄想と現実のギャップ･･･

なんか、勝手に「この人はこんな人間なんだ」と期待して、思っていたヒトと違うと勝手に「こんなんじゃな〜い」と幻滅する。それなら、知らない方がいいと思いませんか。

まとめ

好きな人のことはどうしても気になってしまいます。ですが、知らないことで幸せであることもあるのではないでしょうか。

好きだと言ってくれる男性が、あちこちで口説いていることを知ると悶々としてイライラするけど、知らなければ幸せですよね。自分だけを見てくれていると信じていれば幸せじゃないですか。もちろん、詐欺のような姑息な手を使うような人間は最低です。

ですが、男は一人の女性を口説くというのは、かなりのリスク、損失機会があるのです。なので、あちこちで、いい顔をしているのです。

忘れないで欲しい。全てが本気です。そして付き合うこと、結婚をすることになったら一途になる男はそういう男だと思います。反対に遊びもせず、一人の女性を追いかけていた男は、遊び方の限度を知らず、不倫や女遊びで借金･･･火傷をしてしまうのではないでしょうか。

反対に本人が隠していることは、気づいても気づいていないフリをしてあげるのが優しさです。誰にも気づかれていないと思っているだろうことは、気づいても見なかったフリをしてあげるのって優しさだと思うのです。

盛っているおっぱいもそうだし、カツラだってそうです。本人は誰にも気づかれていないと思っているなら黙っていてあげる。ゲスな人間に憧れている厨二病に優しさを感じても、見ないフリをする。「明るく元気に見せたい」と思っているから弱っている姿は見ないフリをしてあげる。

そんな優しさで僕を包んでください。

P.S.本当にごめんなさい。