誰もが納得するような論理的かつ、正論っぽい理屈を並べて、女性を説得しようとして、上手く納得してもらえないと嘆き、さらに自分の非を認めず「女性は非論理的で愚かだ」と騒ぎ立てる男性を見かけますが、多くの場合、間違っているのは男性で、自分の愚かさを棚に上げ、女性を卑下している。
女性と男性とは違うんだよ
屁理屈をいう男性・・・苦手
男性と女性が上手くいかない原因は、お互いの利害と感情のバランスが取れていないことにあります。
男女に限らず、人間が一緒に生活する上で必要なのは、お互いをリスペクトし、どこかで相手のためを想い、折れる優しさが必要です。一方的に感情を押し付けるだけでは、到底上手く行きません。
男性の勘違い
男性の多くは、女性に男社会、社会人としての『しきたり』や『道理』もしくは偏った価値観を押し付け、女性の感情、感覚、欲望を否定している。
男性の『当たり前』ってウザいよね・・・
男性は、感情や感覚、欲望より利害を第一に考え、相手より優位に立つためにクソみたいな『道理』を持ち出し、「普通は〜」や「〜するのが当たり前だろ」と真っ当な理屈を並べます。
そして、その真っ当に感じる屁理屈が女性の感情を逆撫でし、話を聞いてもらえなくなる原因になることに気づいていません。
はっきり言って、男性が至極真っ当な意見だと思っていることは、利害関係の中でお互いに忖度し合い、美味しい蜜を配分するビジネスの世界の中でしか通用しません。女性や子供、僕のようなひねくれ者には通用しないのです。
男性の間違った『常識』
女性は「感情で動く、非論理的で愚かな生物」だと認識をしている男性の多くは、女性に嫌われている理由を理解していません。ぶっちゃけた話、そんな男性は、いくら仕事が出来ても、会社や上司、取引先から信用されることはありません。
それは言い過ぎじゃない?
でも、そうなんだよ
こんな話をすると「そんなことはない」と否定をしてくる幸せ者がいますが、他人の感情と利害の調整が上手く出来ない人間を可愛がる趣味の悪い人間はごく少人数しかいません。おそらく、仲良くしているフリをすることで得をするという計算の上での浅い付き合いなのに、自分は大切にされていると勘違いをしているのが関の山。それはそれで幸せであることは否定しません。
知らない方が幸せだよ
そもそも、男性が真っ当な意見だと思っている『道理』や『しきたり』『価値観』と言うのは、人間が集団で生活を行う上で生まれ、使われてきたルールであり、多くの人間の感情や利害の調整が上手く行かない場合のみ、活用ができるのです。
ビジネスの常識
そして、男性が『常識』だと思っていることのほとんどは、ビジネスを行う上、得をするために必要な道理であり、そこに相手の感情や自分の感情は含まれていません。
なので、ビジネスで感情をむき出しにする人間には「ヤバい奴」というレッテルを貼りたがる。さらに、楽しそうに仕事をしている人間は「不真面目だ」と認識をし、本来は、生産性が高くきっちりと結果を出す人間が認められるべきなのに、感情を押し殺し、利害について計算高い人間の方がビジネスの世界では褒めらるのです。
「ビジネスでは、結果が全てだ」と言う人間ほど、相手の感情を無視し、誰もが納得するような論理的かつ、正論っぽい理屈を並べて相手の感情を押し潰し、自分が優位に立つことだけを考えています。
感情と欲望が『正義』
そもそも人間味があり、魅力的な人間と言うのは、感情や欲望を隠すことなく、ダダ漏れな不完全な人間で、そこには損得といった利害を持ち込んでいません。論理的に考えれば、間違っていることでも、欲望と感情に任せ、平然と楽しむ人間が魅力的な人間に映るのです。
君の場合は、少し遠慮した方が良いよ
そんな人間を見て、嫉妬したり、陰口を叩いていても、自分が幸せになることはないのに、『道理』に合わせて間違っていると否定をしてくるのが男性であり、内心は羨ましがっている癖に、自分に自信がないから、論理的に納得できる理由を探している。そして、論理的に説明できないことは『悪』であると間違った認識をするのです。
女性や子供のように感情と欲望で行動することに憧れ、そんな風に生きたいと思いながら、古くから使われている『道理』や『しきたり』『常識』にとらわれ、その呪いから抜け出せないのが男性。
女性に「真っ当な意見」が通用しない理由
男性がいう真っ当な意見、常識、しきたり、道理というのは、お互いの利害を守るために感情的にならないようにするための『暗黙のルール』であり、多くの人間の欲望と感情が複雑に絡み合うシビアな利害関係の世界で必要なルールです。
男性の多くが生活をしている一つの行動が莫大な利益を生んだり、会社の存続ができなくなるような大怪我をするようなシビアな世界では、ある程度のルールが必要です。もしルールがなければ、騙し合い、化かし合いの血みどろの戦いで数多くの人間が路頭に迷うことになってしまいます。なので誰もが利益を分配できるような『道理』が必要になるわけです。
うむ。なんとなく分かる・・・
ですが、女性や子供、ひねくれ者の世界では、家族、友達、仲間といった至極、小さなコミュニティの中での生活で、集団の利害など発生しません。例え、発生しても個別に対応するレベルなんですよね。それこそ、感情と欲望を丸出しにして騒ぎ立てても、全然おかしくないし、反対に感情をぶつけ合うことで、より親密な関係になったりします。
男性は、感情を押し殺し、論理的に誰もが納得する屁理屈を並べます。ですが、女性からすると誰もが納得する必要なんてなくて、お互いが感情をぶつけ合い、相手を説得できれば良いのです。そこに『道理』は必要ありません。
お互いに納得できる理由を探せば良いのに『バカの一つ覚え』のように会社の価値観、偏った常識を振りかざし、自分の意見を言わない、もしくは、言えない男性の言葉に納得する訳がありません。
男女の関係に誰もが納得する『道理』なんて必要ありません。むしろ、不適切なのです。
嫌われる男性にならないために
女性に嫌われたくないと思うのであれば、女性を説得させようと考えるのではなく、女性の感情と欲望を理解することに注力しましょう。
嫌われる男性の多くは、世間の道理にこだわり、人間が持つ感情や欲望を疎かにしています。世間の荒波に揉まれ、サバイブするために身につけた『常識』は多くの人の利害を調整するために生まれ、使われて来たものです。
ですが、男女の関係や仲間、友達には必要のない。それより感情と欲望をスパークし、人間としてぶつかり合う勇気が必要なのではないでしょうか。
感情と欲望をスパークさせよう!
その方が楽しいよね
女性と仲良くしている男性は、感情と欲望を丸出しにした子供っぽい人間。効率化を求めすぎると人間味がなくなり、魅力に欠ける人間になってしまうような気がします。
感情と欲望・・・。自分らしく生きるために大切な武器なんよ。
コメント