歳を重ねると、なぜか「生活感のある女性」に惹かれてしまう

心の中の話

街を歩くと、ふと大人の女性が目に入る。その瞬間、何もかもが止まったように感じる。心がざわつき、いつもの冷静沈着な姿が崩れ、知らず知らずのうちにニヤけてしまう。

若い女性の可愛らしさも魅力だが、年を重ねた女性の色気は別格だ。

まお
まお

また始まった・・・

何というか、人生経験と余裕が滲み出た大人の魅力が、知らず知らずに僕の本能をくすぐる。

電車の窓際でスマホをいじる仕草、髪を耳にかける小さな動き。たったそれだけなのに、なぜか妙にドキッとする。しかも本人は、多分、「今日も疲れたな…」くらいしか考えていない。

ひらめ
ひらめ

ゾクゾクする・・・

なのに、こっちは勝手に心を乱されている。

そんな瞬間に出会うと、胸の奥がざわつく。

「大人の女性は、なんでこんなに色気があるんだろう」

そう考えてしまう自分に気づいて、少しだけ罪悪感を覚える。

若い頃は、もっと分かりやすいものに惹かれていた。派手な服装とか、過度な露出とか、キラキラした若さとか…。そういう、単純で、分かりやすい「強い刺激」に反応していた。

でも人生経験を積むと何かが変わる。

生活感のある女性に、不思議なほど色気を感じるようになる。

大人の色気は「生活感」にある

最近、僕が惹かれる女性の魅力は「生活の匂い」の中で、不意にあふれ出る色気である。もちろん現実には、家事も育児も仕事も大変だろうし、本人は色気なんて出しているつもりは一切ないはずだ。

張り詰めた緊張が解ける瞬間…気を抜き、素の表情になり、直ぐに元の表情に戻る。その一瞬に現れるに魅力を感じる

レジの順番待ちをして遠くを見ている横顔、少しだるそうに自転車にまたがり信号待ちをしている後ろ姿、カフェでぼんやりとコーヒーカップを両手で包む姿、そういう「隙」に、男は妙に弱い。

おそらく本人は「今日の夕飯どうしよう」とか「牛乳まだあったっけ」くらいしか考えていないのに、勝手にドキドキしてしまう。

本当に迷惑な生き物だと思う。

ひらめ
ひらめ

自己分析はできている

若い頃は『完成された美しさ』ばかり追いかけていた。でも今は、少し疲れた笑顔とか、生活の匂いがする仕草の方が、妙に胸に残る

たぶん、僕が世間の荒波に揉まれ、その強さに憧れを抱いているからだと思う。

歳を重ねると「静かな色気」に弱くなる

若い女性を見て「かわいい」と思うことは今でもある。というか「かわいい」と思わなくなったら、それはそれで少し寂しい。

でも、心が止まるほどドキッとする瞬間は、どちらかと言えば、大人の女性のほうが多い。

完璧じゃない。少し疲れていて、少し生活感がある。でも、その空気が妙に色っぽい。

若さだけでは出せない空気が、そこにはある。

女性の色気は、理屈ではなく空気である

男はよく「胸が大きい」とか「脚が綺麗」とか、分かりやすい言葉で女性を語ろうとする。でも、本当にドキッとする瞬間は、そんな単純なものじゃないことに気づいた。

香り。声の質。指先の動き。沈黙の長さ。

そういう説明できないものが重なった時、突然、女性は色っぽくなる。

特に大人の女性は、その『空気』が濃い

生活の疲れ。人生経験。諦め。優しさ。そういうものが混ざり合って、独特の色気になる。

本来なら、自分も年齢と一緒に、何かを積み重ねているはずだった。でも実際は、中身だけ若い頃のままで、疲れただけの男になっている。

だから、ちゃんと人生を生きてきた空気を纏う女性に、惹かれてしまうのかもしれない。

(了)

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