クルマは単に大量生産の工業製品であって冷蔵庫と変わらず、求められるのは、ヒト、モノを快適にラクして運べる能力です。
上手い下手、経験による運転テクニックなど必要なく、誰でも安全に運転できるようになるように進化をしていく。
最近のクルマって凄いよね
運転しない日も近い
さらに環境問題、騒音問題など大人の事情を踏まえ、楽しさや美しさを犠牲にし、静かで環境に優しい電気自動車へとシフトをしていきます。
その流れを止めることは難しく、うるさく環境に優しくないガソリン車はどんどんと淘汰され、官能的で運転するだけで、ニヤけてしまうような楽しい車は残念ながら、絶滅危惧種になっていきます。
もちろん、ガソリンを撒き散らし、二酸化炭素を吐き出しながら、狂おしく走る燃費の悪い古い車より、静かでクリーンなエネルギーで走るこれからの車にも、違った楽しみ方、面白さがあります。
環境に優しく、おしゃれなカーライフを楽しむことが、これからの人間に求められるのは理解しています。
昭和の終わりから平成の初めの頃の「昔の車の方が良かった」などと思い出に浸る人間は、どんどんと淘汰されるべきなのです。
君のことじゃん・・・
僕だって「昔は良かった」なんて懐古主義的で、思い出バイアスがかかり、キラキラと輝いていた当時の車が最高だった・・・なんていう気はサラサラありません。
ですが、実際に平成初期のユーノスロードスター(NAロードスター)を手に入れ、運転をしていると大量生産で作られた、ただの工業製品としてではなく、車に愛を感じ、相棒として認めざるをえないのです。
「経験はプライスレス」なんてクレジットカード会社のCMがありましたが、まさにプライスレスなひとときを感じさせてくれるのが、小さくて、うるさくて、足りないものだらけのユーノスロードスターです。
出来の悪い子ほど可愛いというが、決して出来の悪い子ではない
現代の車に比べると足りないものだらけのユーノスロードスターですが、決して『出来の悪い子』ではありません。反対に、現代の車より単純で、クルマ本来の楽しさを味わえるのが、NAロードスターであり、楽しむためのクルマとしての完成度は高い。
現代の車の方が完成度は高いよね?
でも愛せない・・・
そもそも、車は慣性の法則に支配されいる乗り物です。その車としての挙動を電子制御を駆使し、無理矢理、走らせているのが現代の車です。
あり得ない体勢で曲がる気持ち悪い動きをするのが、出来の良い子ではなく、パワーがなくても軽さを武器に「走る、曲がる、止まる」といった車としての基本性能を全方位でカバーしているユーノスロードスターの方が出来の良い子だと感じます。
安全機能がない車は危険?
現代の車はガソリン車としての完成形に近く、事故に遭わないような安全機能や誰でも運転できる運転アシスト機能、さらには自動運転などなど社会に求められる機能がてんこ盛りで、優等生すぎて面白くありません。
車を運転しているというよりは、車に乗っている感が強く、車とドライバーの関係性が乏しく、ワクワク感を感じることが多くありません。
車に怒られないように乗せられている感というか、疎外感を味わってしまいます。
その点、ユーノスロードスターは、ABSや横滑り防止機能どころか、エアバッグすらついておらず、ドライバーが五感をフルに活用し、安全に気をつける必要があります。
車の完成形にはほど遠いので、限界が低く、無茶な運転をすれば、すぐにお尻が滑り出すし、アクセル操作を間違えれば後輪から白煙を立ち上げ、思いもよらない急発進をしてしまいます。
ドライバーの操作がダイレクトに伝わるので、ひとつの操作ミスで大事故につながる危険性があります。
その危険性を認知して運転するのが車であって、誰でも簡単に軽い気持ちで運転して良いものではないのです。
約1トンの鉄の塊を時速数十キロで走らせるということは、乗っている人間だけでなく、歩いている人間の安全も守る義務があると認識をしている人間だけが運転すれば良いのです。
その心意気が、車の新しい、古いに関係なく安全なマイカーライフを送るのに必要なことなのではないでしょうか。
衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能などの安全機能は、ドライバーの責任であって車に任せてはいけません。
技術の進歩でコンピュータが正確に車を制御できるのかもしれません。ですが、車任せにするのではなく、本来はドライバーの質を上げるのが先決で、安全運転ができない人間が公道を殺傷能力の高い鉄の塊で走っている方が危険なのです。
正論だけど、それが出来ないんでしょ?
そんな奴に運転させちゃダメなんだよ
安全機能がないから危険なのではなくて、五感をフル活用して安全運転を心がけないドライバーが問題です。
パワーがないスポーツカーは楽しくない?
スポーツカーはハイパワーでグイグイと重い車体を走らせるのが正義で、ユーノスロードスターのようにパワーがない車はスポーツカーではない。というのは正解です。
スポーツカーは速く走ることを目的としたスペシャルな車であり、より速くよりハイパワーへの進化していくのが正常の進化です。
ですが、それはサーキットなどで限界チャレンジをするためのパワーであって、普段の生活には必要のない限界で、ユーノスロードスターの程よいパワーでも十分楽しめます。
十分楽しめるよ
ユーノスロードスターは非力で限界スピードは速くありません。ですが軽くて低い車体、贅沢なFRレイアウトも相まって思い通りに曲がることができ、パワーがなくても楽しい。逆にパワーがないロードスターだからこそ、アクセルを踏む楽しさというか、エンジンを回す楽しさがあります。
ユーノスロードスターの魅力は足りないこと
余計な機能やパワーなら足りないくらいがちょうど良くて、プレーンな感じというか不完全なところに愛着を感じます。
ユーノスロードスターも現代の車も同じ大量生産されている工業製品なのですが、同じ土俵で比べてはいけない別の乗り物です。
現代の車は手放しでも運転できる。これからは行き先をセットしたら乗っているだけで目的地に着くような夢のような乗り物に発展すると思うんです。
そんなラクな乗り物としての車とユーノスロードスターのようにドライバーが意思を持って運転を楽しむ車は違う乗り物です。
はっきり言ってユーノスロードスターは趣味としての乗り物であって快適性や安全性を車に求めてはいけません。
ユーノスロードスターは足りないからこそ愛せるというか手が届く近所のお姉さんのような魅力を感じるのです。
少しでも車の維持費を抑えたいなら
車の維持費が年間20,000円も下がるかも?!
自動車保険は『一括見積もり』で最大20,000円も下がることがあります。一括見積もりというと営業電話が掛かってくるイメージがありますが、自動車保険の一括見積もりでは、電話は一切かかってきません。少なくとも僕は過去に一度もかかってきたことがありません。
煩わしい手間も少ないよ
保険スクエアbang!の一括見積もりは簡単な情報を入力すればメールで見積が届きます。もちろん無料。車の維持費を少しでも下げたいなら一度、見積をとってみてくださいね!
\一括見積はコチラ/
コメント