026年4月初旬。4月初めだというのに25度を超える夏日となった土曜日、僕は、愛車のNAロードスター(ユーノスロードスター)を走らせていました。
しかし、自宅まで残り5kmという地点で異変が起きます。信号待ちでのアイドリング不安定、そして水温計は「H」に振り切り、右端で静止していました。

えっ?! 大丈夫?!

ダメかも知れない・・・
この記事では、僕が実際に経験したオーバーヒートの全記録を公開します。
「今まさに道端で検索している方」、そして「いつか来るトラブルが不安なオーナー」へ、整備工場のアドバイスを交えたリアルな情報を届けます。
NAロードスターのオーバーヒートは「初動」がすべて
30年選手となったNAロードスターにとって、オーバーヒートは、避けては通れない不具合です。

残念ながら・・・
半年ごとのオイル交換、前年11月の車検整備。僕なりにメンテナンスには気を使っていたつもりでしたが、冷却系は「ある日突然」牙を剥きます。
今回の僕のケースでは、「初動の判断」が15万円で済むか、100万円に跳ね上がるかの分岐点となるそうです。

どっちにしても高い・・・
【体験談】突然の異変。その時、何が起きたのか?
僕がオーバーヒートに気づいたのは、信号待ちの違和感でした。
パニックになりながらも、交通の邪魔にならない場所を探して約10分、距離にして2〜3kmほど自走してしまいました。これが後悔の種となります。

・・・悔やまれる
JAFに救援を依頼し、待つこと30分。行きつけの整備工場へ運ばれ、下された診断は「ラジエーターのパンク」でした。
原因はラジエーターのパンク(NAの構造的弱点)
今回の直接的な原因は、ラジエーターのアッパータンク破損による冷却水(LLC)漏れです。
NAの純正ラジエーターは樹脂製のため、経年劣化により以下のようなトラブルが頻発します。
「昨日まで大丈夫だった」が通用しないのが、旧車の冷却系の恐ろしさです。

・・・そうなんだね
「オーバーヒート」の症状チェックリスト
「これってオーバーヒート?」と不安な方は、以下の項目を確認してください。
初期症状(まだ間に合う!)
- 水温計の針が中央より右へ動き出した。
- エアコンの風がぬるくなった。
- 加速がモタつく、パワーダウンを感じる。
危険症状(即、停車!)
- エンジンから「カリカリ」という異音(ノッキング)がする。
- 甘い匂い(冷却水が蒸発した匂い)が漂ってくる。
- ボンネットから白煙(水蒸気)が出る。
ちなみに、僕は甘い匂いも感じたし、マフラーから白煙が上がっていたのも記憶にあります。
【厳禁】エンジンにトドメを刺す「NG行動」
修理工場のメカニック曰く、焦って以下の行動をとると、修理費が数倍に跳ね上がります。
僕は2〜3km自走してしまったため、エンジンへの深刻なダメージが懸念される状態になってしまいました。
修理費の目安:実体験の見積もりを公開
オーバーヒートからの復帰には、段階的な修理と費用が発生します。
① まずは冷却系の復旧(約15万円〜)
エンジンが無事かどうかを確認するためにも、まずは漏れている箇所を直す必要があります。
まずは、エンジンを点検するために、エンジンが動いても大丈夫な状態にする費用です。僕の場合、ラジエーターが壊れていたので、上記の修理に約15万円……。

それで治れば・・・
とりあえず、僕が思うにラジエーターを交換して以下のチェックを行って、なんとも無いことを祈っています。
重症度別の追加費用(エンジンの生死)
冷却系を直した後、エンジンの圧縮測定や歪みチェックを行います。
| 症状の重さ | 状態 | 修理費の目安 |
|---|---|---|
| 軽症 | 冷却系交換のみ | 15万〜20万円 |
| 中症 | ヘッドガスケット抜け・歪み修正 | 30万〜50万円 |
| 重症 | エンジン載せ替え(リビルド) | 80万〜120万円 |
ちなみに、僕の場合、軽症である確率は低そうです。おそらく、ガスケットは交換する必要があるだろう……と言われています。

頼む・・・無事でいてくれ!!
エンジンは助かるのか?「生存」の判断基準
メカニックの話によると、以下のポイントで生死を推測できるそうです。
僕の場合、マフラーからの白煙とオイルの焼ける匂いを感じたため、エンジン無傷というわけにはいかないかもしれません。ちなみに、パワーウィンドウを閉めるために、工場でエンジンをかけたときは、ちゃんと掛かったんですよね……。

頼む・・・
修理か売却か
NAロードスターは、たとえ不動車になっても価値が落ちにくい稀有な車です。
- 修理費30万円以内: 迷わず直して乗るべきです。
- 修理費50万円超: ボディの状態が良ければ修理、そうでなければ売却を検討する分岐点です。
今回の経験から、僕が伝えたいことは一つ。
「ちょっとおかしい」と思った瞬間にキーをオフにする。
その一瞬の決断が、あなたの愛車と財布を救います。
僕は、どんなに費用がかさんでも直して乗るつもりです。だって、NAロードスターが大好きだから。


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