ナンバーのオフセットは違反?2021年の新基準と車検への影響を徹底解説

クルマの話

スポーツカーやカスタムカーで人気の「ナンバープレートのオフセット」。フロントナンバーを左右にずらすことでデザイン性が増し、愛車の印象が大きく変わります。

ひらめ
ひらめ

僕もオフセットしている・・・

しかし「ナンバーをオフセットすると違反になるの?」「車検は通るの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

実は、2021年10月からナンバープレートに関する新基準が適用され、取り付け位置や角度に厳格なルールが設けられました

まお
まお

定番だけど・・・

本記事では、新基準の内容、違反になるケース、車検への影響をわかりやすく解説します。

ナンバーオフセットは違反?結論から言うと・・・

結論から言えば、オフセット自体は違反ではありません

新基準で厳格化されたのは「ナンバープレートの取り付け角度」であり、取り付け位置(左右のオフセット)については明確な規定がありません。つまり、角度が基準を満たしていればオフセットしても問題はないのです。

ただし、ナンバープレートが傾いていたり、文字が判読できない状態だと車検に通らない可能性があるため注意が必要です

ひらめ
ひらめ

僕も違法ではないハズ

【2021年11月21日追記】
ナンバーステーのオフセット自体は問題ないそうです。ただ、僕のNAロードスターはナンバーが傾いて(回転して)いると指摘を受け、車検NGでした。

2021年の新基準とは?

国土交通省は2016年に「ナンバープレートの表示義務」を改定し、カバーの禁止や折り曲げ禁止を明確化しました。さらに2021年10月からは、以下の基準が全面適用されています。

  • ナンバーの上下・左右の角度を数値で規定
  • フレームやボルトカバーのサイズも厳格化
  • 違反した場合は車検不合格+反則金の対象

角度(上下向き、左右向き)、フレーム、ボルトカバーの基準は、平成33年4月1日以降に初めて登録・検査・使用の届出がある自動車について適用する。(平成33年3月31日までに登録・検査・使用の届出がある自動車については、自動車の運行中番号が判読できるような見やすい角度によること、番号を被覆せず、脱落するおそれがなく、自動車の運行中番号が判読できるフレーム又はボルトカバーを取り付けることができる。

引用:国土交通省

ただし、この基準は2021年10月1日以降に新車登録された車両にのみ適用されます。

それ以前に登録された車は「見やすい角度・番号が隠れないこと」が条件となり、比較的ゆるやかな規定のままです。

新基準だからとビクビクする必要はありません。僕はナンバーを戻さず様子見をしようと思っています。

【2025年8月24日追記】
カスタム車が集まることで有名な神奈川のあるPAで、たまたま、警察の一斉検問に遭いました。たくさんの方々が、切符を切られている中、僕のロードスターは何も指摘されることなく、通過できました。車検ではNGですが、警察の検問ではスルーです。判断が難しいところなんですね。

ナンバーオフセットは「角度」がポイント

最後にまとめると

  • 左右へのオフセットは違反ではない
  • 角度や判読性に問題があれば車検NG
  • 2021年10月以前に登録された車の基準は緩い

つまり、ナンバーをオフセットしたい場合は「角度を水平に保つこと」と「番号が見やすい状態を維持すること」が重要です。

クルマのカスタムは、違法にならない範囲で楽しむのが大人の嗜み。愛車の個性を引き立てつつ、車検や法律に違反しないよう工夫してみましょう。

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