人生を変えたキッカケは女子だった

ラクに生きる方法

僕は「人生ヒトまかせ」どうにかなるよ。なんて何も考えずに生きてきた。親に言われた通りに勉強をして、大学に入り、一部上場の企業に就職した。そのまま、定年退職するまで小さな幸せをかき集めて生きるという選択肢もあった。実際に安定した生活を送ることはできたと思う。でも、それって僕の人生じゃなくて、誰かの敷いたレールの上を走っているだけ。

いやっ、今考えるとそっちの人生の方がラクだし、良かったのかもしれない。でも、僕は自分の選択に後悔をしていない。何も考えず、誰かが決めた方法で生きるより、自分で考えて、行動して責任を取る人生の方が生きてきて間違っていなかったと感じる。

もし、生き方について悩んでいるなら、ちょっと付き合って欲しい。少しは役に立つと思う。人生に正解なんてないんだけど、つまらない人生を送るなんてもったいないよ。

僕はあることがきっかけで、人生を楽しむことにシフトした。

「人生ヒトまかせ」のクソみたいな生き方から、自分の人生を楽しむことにシフトしたのは、社会人1年目から3年目までツルんでいたある娘の影響。本当はその娘とあんなことやこんなことをしたかったんだけど、手を出せなかった。いやっ何度もチャレンジはしたよ。したけど「私たち、良い友達だよね」なんて言われて何もできなくなったチキン野郎でした。

後悔しない人生を送るためには、好きなこと、やりたいことを見つけて、それを実現するために一生懸命頑張ること。誰かのために生きている訳じゃないんだよ。自分の人生を楽しもう。

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年下の娘に諭される

僕が新卒で就職した会社は大手。それこそ、グループ会社全体で同期は200人以上いたと思う。同期は結構、良い大学を出てきた人ばかりで。みんな輝いていた。僕は、三流大学の大学院を修了して大学院生枠で入社をした。やりたい仕事だったわけではなく、就職大氷河期時代だったので、カネを稼ぐためならドコでも良かった。

なので、周りの同期とは違い、仕事を頑張るつもりがなかった。「クビにさえ、ならなければいい」とサボっていた。出世とかにも興味がないし、頑張る必要を感じていなかった。仕事中は、死んだ目をして、退社後の合コン、飲み会に命を懸けていた。今思うと学生気分が抜けず、チャラチャラしていた嫌な新人。

その娘とは、入社式で顔を合わせたんだけど、絶対に仲良くならないだろうと感じていた。生きているステージが違い過ぎる。学生時代に『読者モデル』をしていたらしく、超絶可愛いかったんですよ。そして、男性に負けないくらい仕事を頑張っていた。

僕とは正反対の人種。なので、直感的に仲良くはならないと思った。

人生を楽しむとは目標をもつこと

その娘は、今でいう「意識高い系」だったんですよね。意識が低かった僕からするとハッキリ言ってウザかったなあ。こちとら、25年かけて磨き上げた『ヘタレ人生』で培った愛嬌を武器に、残りの人生逃げ切ってやると思っていたのに、言ってくることがアツい。当時、彼女は22歳。僕は25歳。3つも年上なのに何か僕の方が年下みたいな感じ。

「やりたくないのに何で働いているんだっ? そんな気持ちで仕事をするなら辞めちゃえよ」とか「誰かが助けてくれると思うな」とか「死ぬときに後悔しない生き方をしろ」とか、顔は可愛いのに言うことがキツい。僕の生き様を全否定してきた。グサグサと僕の弱いところをえぐってきた。

そこは惚れた男の弱いところ「もしかしたら」なんて下心もあったから食らいつく。その娘の言いたいことは理解できるけど、それまでの『ヘタレ人生』に慣れ親しんでいた僕は急には変われない。

その娘が言いたかったことは、人生を楽しむためには、自分で考えて、やりたいことをみつけて、その目標に向かって突き進めってことだったですよね。

今なら分かる

当時の僕は、年下の娘に怒られている意味も分からなかったんですよ。とりあえず、仲良くしていれば「あわよくば、エッチなことが・・・」なんてゲスなことしか考えていなかった。でも、今なら言っていた意味がよく分かる。

会社にいて、言われたことをしているのはラクだし、大半の人間はそんな人生で満足をしているんだと思う。でも、僕にはそんな生き方はムリだった。好きでもない仕事をして、怒られないように、クビにならないようになんて本当にネガティブに生きていた。でも、年下の娘と飲んで語って(怒られて)僕がモヤモヤとしていた理由が分かった。

やりたくないことを一生続けても面白くない。って心のどこかで気づいていたんだと思う。だから、会社も辞めてやりたいことをやろうと考えられるようになったんだよね。

何も考えずに生きるのはラク。でも、それじゃ人生、面白くない。何も考えずに生きていて、死ぬ間際に人生楽しかったなって思えないんじゃないかな。

それなら失敗してもやりたいことをやって、人生を楽しみたい。と思うようになった。

何も考えずに生きるのは危険

何も考えずに生きるのは、かなりのリスクがある。誰かが敷いたレールの上で生きるのはラクなんだけど、どこまでレールが敷かれているか分からないんだよね。誰かの言われた通りに生きていると何かがあったときにどうしようもなくなる。

会社だっていつ潰れるか分からないし、リストラに合うかもしれない。いきなり、レールから外され「今日から君は自由だ。好き勝手生きろっ!!」って言われても何もできない。それなら、自分で考えて、やりたいことをみつけて、その夢に向かってガムシャラに生きていた方が楽しい。もちろん、リスクもあるけど、世知辛い世の中で生きているんだから何をしてもリスクはついてくる。なら、楽しんだ方が良いじゃん?!

その娘とツルんで飲み歩いて、語り合い、僕の考え方は変わった。変えてもらった。今じゃ連絡も取れないけど、本当に大切な時間だったと思う。

人生がつまらなく感じる理由

現在47歳で二人の息子を持つ親父になって思うんだけど、この娘に出会わず、ただ言われたことをやり続けて手に入れた幸せといま僕が手に入れた幸せは全然違うんですよね。会社に媚を売って我慢して働いていても、そこそこの幸せは手に入ったと思う。

誰かの敷いたレールの上で、特に苦労もしないで生きた方が効率がいい人生だとは思う。だけど、生きるか死ぬかのスリルというか、リスクをとったドキドキ感は少ない。

無駄なこと、非効率なことは避けられるけど、一発逆転もない、毎日がただ淡々と同じように流れていく・・・そんな人生はつまらないんだよ。

僕は、波瀾万丈、ギャンブルみたいな人生の方が楽しいと思うし、そんな人生を歩いてきたつもり。新しいことにチャレンジしたり、人生のどん底を味わったり、成功も失敗も自分の人生だと思って生きてきたし、これからも好きなことを好きなだけするために生きていきたい。

だって、誰の人生でもなく、僕の人生なんだよね。自分が楽しめくちゃ周りの人間を幸せになんて出来ないんだよ。そんな偉い人間じゃないけどね。

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