左利きはずるい。特に努力もしてない癖に、何でも上手くいく才能を持っている。
なんて、クソみたいな言いがかりをつけてくる方がおられますが、全くもってその通りです。
えっ?! そうなの?
左利きはずるいんだよ・・・
左利きは生まれながらにマイノリティで、嫌でも目立つし、論理的で分析力の高い、左脳を中心に使う右利きの人とは違い、感覚的にモノゴトを理解する右脳を上手に使うことができます。
右脳をメインで使う左利きは、柔軟性があり、芸術的で創造的・・・つまり、天才肌ということです。
脳科学的にも変わり者なのだ
ですが、左利きの僕からすると、それは個性だし、妬まれてもどうしようもありません。反対に、左利きのことを切り捨て、自分たちがラクに生きるため、社会基盤を作った右利きの方がずるい。
そんなことはないでしょ・・・
右利きの社会で生きる辛さ
左利きはずるいなんてことはなく、左利きは右利きの社会で生きるため、生まれながらにハンデを背負っています。
多くの右利きの人間が何気なくしていることが、左利きには高いハードルになるのです。
大げさだね・・・
カラカラに乾いた喉を潤すために、東京砂漠の中で見つけた心のオアシス、自動販売機ですら、牙を剥いてくる。
朦朧とした頭で、身体が求めている飲料を発見し、神に感謝。財布の中にある10円玉を数え、13枚・・・。
ラッキー、財布がすっきりするぜっ
左手に握りしめた複数枚の小銭を自動販売機に入れて、飲みたい飲料の下のボタンを押すだけで喉の渇きが解消される。
便利だよね♪
自動販売機の前で身をよじり、欲望のまま、求める穴に・・・インサート。何度も味わったことのある、あの快楽が頭の中に押し寄せてくる・・・
またエロネタ?
勝手にエロにしないでくれる?
ずるいっ!
左利きの試練
自動販売機には、左利きの試練がある。この世に多く普及している自動販売機は、向かって右側にお金を入れる仕様になっています。
これは、右手で小銭を入れることを前提としていて、左手で小銭を入れる利用者がいることを考えていません。
左手で多くのコインを入れることは思ったより難しく、物心がついた時から、ずっと自動販売機を利用している、ある意味、ベテランの僕でさえ、20回に一度は入れるのに失敗しています。そして、運が悪いと自動販売機の下に落として取れなくなってしまうのです。
右手で入れれば・・・
それができたら苦労しないよ
世の中が便利になればツラくなる
現代社会は多数決の世の中で、正しいか間違っているではなく、多くの人の幸せを実現できるかどうかに掛かっているというのは認識をしている。そして、そんな世の中を否定するような反抗的な人間ではありません。
ですが、現実問題として世界一メジャーなマイノリティである左利きは、発展する世の中で右利きのために犠牲になっています。
そもそも世の中のルールは右利きの人に合わせて作られているので「左利きは、ずるい」というのは、右利きの視点であって、左利きの人間は、縛られたルールの中で、ルールの盲点を突き、必死にサバイブしているのです。
左利きがずるいと言う理由
人間は自分が手に入れられないモノを持っている人、実現できないことを実現している人を羨ましがり、やっかみ、嫉妬するのです。
右利きの方がずるい
なんでよ
どう考えても、世の中は多数派の右利きによる、右利きのための右利きによる社会でマイノリティである左利きは、全てにおいて蔑まれている。
飲み会の席は、いつもはじの席に追い詰められるし、左利きと言うだけで、好奇の目に晒されています。
君の場合、喜んでるね
バレたか・・・笑
右利きの人は、自己犠牲をすると褒めてもらえるのに、左利きは、快適さや便利さを犠牲にして、右利きの人間に合わせて生きているのに誰からも褒めてもらえないのです。
そんなことないでしょ?
左利きと右利きのどちらがずるいと思いますか?
左利きの素晴らしさを知りたいなら、この本をおすすめします。左利きによる左利きのための本で、左利きの人が読むと自己肯定感が上がります。
そして、右利きで「左利きがずるい」と感じるあなたが読むと、より左利きが羨ましくなること間違いなし。
雑な勧め方だね・・・
ぜひ、読んでみてください。
コメント
自分は左利きです
自分は右利きの方がずるいと思います
僕も右利き用の社会が嫌いです。笑