お喋りじゃなくても会話は続く。会話のきっかけを作る方法

ラクに生きる方法

年齢や性別が違う人と会話をするときに「どんな話題」をするか、話題選びは難しいですよね。相手と気持ち良く会話を続けられる雑談力はビジネスだけではなく、色々な場面で役に立ちます。

雑談力が上がれば、人に好印象を与えたり、友人や仲間が増えたり、仕事だってスムーズに進めることもできます。

コミュニケーション能力が高い人のイメージはどうしても、会話が上手、おしゃべりな人だと思う人が多いですが、実はおしゃべりでなくても、コミュニケーション能力が高い人がいます。

雑談が続かないと嫌な空気が流れてしまいますよね。なので、何かを話そうとするんだけど、なかなか話題選びが難しく自分語りになってしまう。

まお
まお

おしゃべりなヒトが羨ましい・・・

ひらめ
ひらめ

お喋りでも沈黙は怖い

雑談力が必要だと思っても、苦手意識を持っている人が多いですよね。雑談を通して徐々に場を和ませることができれば、本題に入ったときも良い雰囲気のまま会話を続けられるのではないでしょうか。

良好な人間関係を築くためにも「雑談力」が必要ですよね。雑談力に必要なのは「相手に協力してもらうこと」。相手に協力してもらうチカラを身につけ、瞬時に相手の心をつかみましょう。

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雑談は頑張らなくて良い

コミュニケーション能力に自信がないと「上手く話さないと」とか「気の利いたことを言わないと」「面白いことを言わなければ」と考えて、雑談ができないことが多いのではないでしょうか。

雑談で場を和ませるには、決して話し上手になる必要はありません

雑談とは、意味のない無駄話をすることではありません。雑談を通して、相手が何に興味を持っているか、どんな話を聞きたいかを探るのが雑談です。加えて、相手との適度な距離感を保ちながら、打ち解け、お互いに意見が言いやすい雰囲気を作る。

会話が上手な人を良く観察するとあまり自分語りをしていません。よく会話で失敗する人は「何かを話さないと」と思い、関係ないことをペラペラと話してしまいます。なんとなく、会話の間を持たせるには自分が話さないといけないと強迫観念に支配されますよね。その気持ちは理解できます。

ですが、間が持たないからと緊張をして話をしていると相手にとっても楽しくありません。緊張をしていると相手にも緊張が伝わってしまいます。なので、適度なリラックスをして会話を楽しみましょう。

雑談の目的は共通点を見つけること

あなたも「この人とは話やすいな」とか「親しみやすいな」と思う人がいると思います。そんな人とは緊張をしないで会話ができますよね。話やすい人とそうではない人は何が違うと思いますか?

話やすい人は、あなたとの共通点が多い。なんてことはありませんか?

例えば、同じ趣味を持っているとか、出身地が近い、考え方、価値観が一緒などなど、共通点が多いと親近感が湧き、距離が近づきます。心理学では「類似性の法則」と呼ばれるのですが、共通点が多いと判明した相手には好意を抱くことが多い。

雑談で相手との距離を縮めるには、お互いの共通点を見つけることが大切です。人間、共通点があると親近感が湧き、お互いの距離が縮まるんですよ。

一度、親近感が湧くとお互いに緊張しないで話をすることが出来るようになります。会話が苦手だと思う場合は会話を通して、相手との共通点を見つけるように考えてみてください。

そのために「聞くチカラ」を鍛えましょう。

自分の話題より相手の話したいこと

雑談で相手との共通点を多く見つけると相手から好意を抱かれることが多いです。そうなるとあなただけでなく、相手も会話に協力的になってきます。相手を味方につければ、会話が弾みますよね。

なので、まずは相手のことを知ることが大切です。

「何かを話さなければ」と思うと、どうしても自分語りになってしまいますよね。質問で、あなたと相手の共通点を探しましょう。

上手な会話術みたいな本では共通の話題を振りましょう。なんて書いてあります。例えば、代表的な話題としてあげられているのは「天気」。

天気の話は鉄板です。

天気の話題は誰もが感じていることなので、身近な共通点として話題には簡単に手に入ります。

「今日は暖かいですね」

気温の話をするだけで、ちょっとした会話になります。ただ、それだけでは話が盛り上がりません

理由はそこから広げられる話題がないから。想像力を掻き立てる質問がないからです。

ちょっとしたことで相手に話をしてもらい、共通点を見つけるのが雑談です。

天気の話を出したのに「そうだね」と答えられてしまったら会話が続きません。

相手が会話が上手であれば、話を膨らませてくれるかもしれませんが、相手も会話が苦手だと、微妙な間が生まれてしまいます。

雑談が得意な人は自分で話すのではなく、相手が答えられる話題を上手に振り、ちょっとだけ会話に質問を加えています。

「今日は暖かいですね。夜も暖かいと良いですね

この一言から、雑談を膨らませることができます。この想像を掻き立てる質問が雑談をするときには大切です。

想像力を掻き立てる質問

ただの会話でも相手に何か考えてもらうことで、会話が続くようになります。例えば先ほどの「夜も暖かいと良いですね」を加えることで相手は二つのことを考える必要が出てきます。

この場合「今現在の気温について」と「夜の気温について」の二つです。

会話を続けようと思っている人なら頭の中で「確かに暖かいな(今現在の気温)」と「夜の気温ってどうなんだっけ(夜の気温)」を考えますよね。

どう答えて来るかは分かりませんが、頭の中では複数のことを考えます。まずはそれだけでOKです。

ひとつの投げかけで相手は二つのことを考えるきっかけが生まれました。ひとつの投げかけで想像力を2倍掻き立てました。つまり、ひとつの質問より会話を続ける話題が倍になったと言うことです。

相手が会話の上手な人であれば、どちらかの話題から広げて貰えます。「これだけ暖かいと上着はいらないよね」とか「夜も暖かいと良いよね」などなど、そうなれば「暖かいと出かけたくなりますよね」とか話題は膨らませられます。

さらに言うと、今現在の話は話題を広げるのには難しい話題です。と言うのは、今は共有しているのですが、そこから想像力を掻き立てる質問がしにくい。

ですが、暖かい夜を経験したことがない人は少ないですよね。だから何かしら想像ができます。

そうすると会話のネタになることがあるかも知れません。会話が続く確率が上がります。

想像力を掻き立てる質問は、相手に会話のネタを考えてもらえるようになります。

もちろん、こちらも色々と想像して、共有点を探すためにネタを探しますが、相手の想像力を掻き立てる質問をすると相手も話題を探してくれるようになります。

相手が何を想像しているかは分かりませんが、会話を続けようと思っている人なら「ネタ」を探してくれます。その結果、良いネタがない場合もあります。

相手の想像力を掻き立てることで、お互いにネタを探すことが出来ます。あなただけの普段から、お互いのタスクになりました。相手にも考えてもらうきっかけが出来ました。

相手に協力してもらうことで会話が続く

些細なことなのですが、少しでも相手の想像力を掻き立てることが出来ると会話を続ける確率が上がります。

お互いに話題を探すことが出来れば2倍の確率で会話のネタが見つけられるハズです。

そしてお互いに共通の話題が見つかれば、会話を広げるのは難しくありません。

お互いに「話さなくては」と緊張をしなくても良い環境ができるハズです。

初対面の人と会話をするのが苦手な人は、たくさんいます。でも、会話のきっかけ作りは「相手の想像力を掻き立てる質問」をすることで見つかることが多いと思います。

会話を続けるときは、気の利いたことを話すことより、相手の話を上手に引き出すことの方が大切なんです。

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