ロードスター乗りは、なんだかんだと言いながら、自ら乗っているモデルが一番であると心の中では思っています。

そうなの?

少なくとも僕は・・・
僕がNAロードスターを愛してやまない理由は、その独特のデザインにあります。NAロードスターは、現代の美しい車にあるグラマラスなスタイルとは違い、日本的で絶妙なバランスと儚さを感じるデザインが特徴です。

まるで、浴衣を着た日本美人・・・

何を言い出す?!
この記事では、リトラクタブルヘッドライトをはじめとするNAロードスターの特徴や、日本文化が息づく唯一無二のデザインについて詳しく解説します。
NAロードスターのデザインが愛され続ける理由

現行のNDロードスターが新車販売されている今でも、初代NAロードスターは高い人気を誇り、中古市場では新車価格を超えることも珍しくありません。

かわいいよね
決して速くはないエンジン、安全装備の不足、剛性の低さ…。現代の車と比べると欠点だらけです。それでもNAロードスターが人々を惹きつけるのは、日本的な妖艶さを纏ったデザインの美しさにあります。
令和の現代に改めて見ると、今では作れないリトラクタブルヘッドライト、まるで慎ましい日本女性のような佇まい、チープの中にある侘び寂びの世界観など、勢いとエッチな欲望だけで生きている若者には分からない美しさがあります。

・・・言い方
ロードスターの象徴「リトラクタブルヘッドライト」

NAロードスターのデザインを語る上で欠かせないのが「リトラクタブルヘッドライト」。

目が開くと可愛いよね!
普段は閉じられいるのに、点灯時にパッと開くその姿はまるで愛らしい瞳のようで、僕を魅了してやみません。
現在では安全基準やコストの問題でリトラクタブルライトを持つ新車は存在せず、NAロードスターの唯一無二の個性となっています。
僕が比較的安く手に入る2代目のNBロードスター、快適な最新のNDロードスターではなく、NAロードスターを選んだ理由は『リトラ』といっても過言ではありません。
可愛いスポーツカー、それでも漂う妖艶な色気

スポーツカーなのに可愛いというのが、NAロードスターの最大の欠点であり、反対に世界中で愛されている要因です。
スポーツカーは通常「速さ」「精悍《せいかん》さ」を重視します。しかし、NAロードスターは珍しく「可愛い」と評されるスポーツカーです。

確かに、かわいい
ただし、単なる可愛さだけではありません。
そのデザインには「日本的な控えめで儚い色気」があり、可愛いと妖艶の絶妙なバランスが、30年以上経った今も人々を惹きつける理由なのです。

小さくて可愛い・・・
もちろん、可愛いクルマは世界中のメーカーから色々な車種が発売されていますが、NAロードスターの可愛さは別格です。見ているだけでニヤニヤしてしまうクルマなんて他にはありません。
日本文化から生まれたNAロードスターのデザイン
NAロードスターのデザインは、日本文化を色濃く映しています。
NAロードスターに僕が感じる慎ましい日本女性的なイメージは、あながち間違っていません。というのもロードスターはデザインの段階から「日本車としての在り方」を日本文化に見出し、それを積極的にデザインに取り込んでいたそうです。
例えば、NAロードスターのデザインソースは、能面からインスピレーションを受けていて、グラマラスではないけど滑らかな色気のあるラインを再現しています。
NDロードスターは、現代の日本女子のようなグラマラスな女子のイメージですが、NAロードスターは慎ましい古来の日本女性の優しく慎ましいエロを感じます。

どんな例え・・・
このように、NAロードスターは日本美学とスポーツカーの融合によって誕生した稀有な存在なのです。
NAロードスターのデザインがもたらす幸福感
クルマは最新のクルマが最高のクルマだというのは否定しません。新しいクルマは快適だし、安全だし、環境にも優しい。さらに大きなトラブルもなく、メンテナンス費がかからないのでお財布にも優しいのは理解しています。
でも、NAロードスターには他にはない「所有する喜び」があります。
リトラクタブルライトが開いた瞬間に笑顔になる・・・。オープンにして街を走れば、子どもから大人まで手を振ってくれる。

笑顔になるよね
そんな風に、デザインの力で人を幸せにするスポーツカーが、この車です。
現在でも、日本で2万台以上が現役で走り続けているのは、その証拠といえるでしょう。
NAロードスターのデザインは日本的な妖艶な色気

NAロードスターのデザインは、単なる「可愛いスポーツカー」では語り尽くせません。能面や分銅といった日本文化を背景に持ち、控えめながらも儚く艶やかな雰囲気を漂わせる――。

日本的なエロがある
だからこそ断言できます。
NAロードスターのデザインの美しさは、日本的な妖艶な色気であると。

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