就職氷河期世代のあなたへ――あの経験が、今の力になる

氷河期世代の話

拝啓、旧友ともよ。

いつから、あなたは「長い物には巻かれろ」精神でクソつまらない男になってしまったのですか。

あの頃は、理不尽な大人たちに対する怒りを何にぶつけて良いのか分からず、一緒に悩んでいましたね。懐かしい思い出です。

若かった私たちは、腐った世の中を「いつか俺らが変えようぜっ」と熱く語りあっていました。いま考えるとすごく恥ずかしいです・・・

ですが、いつの間にか、あなたも、そんな腐った世の中を形成する汚い大人のひとりになってしまったのですね。

僕はまだ戦っています。「汚い大人にはなりたくない」という思いは今も変わりません。

先日、お見かけしたときは、あなたの姿に驚愕きょうがくし、お声をかけることもできませんでした。あんなに嫌っていた大人になっているとは夢にも思いませんでした。

人間変わるものですね・・・

昨日の友は今日の敵とは言ったものです。気がついたら、あなたも敵側にいます。

これからは別の道を歩むので衝突することがあると思います。ですが、お互いに情けなどかけずに全力で戦いましょう。どちらが勝っても恨みっこなし。それが、旧友としての礼儀だと心得ています。

最後になりましたが、僕は絶対にダサい生き方はしたくありません。汚い大人になるくらいなら、必死で戦い続けます。

あの就職氷河期の頃を、覚えていますか?

僕たちは、希望という名の光を追いかけながらも、暗闇の中を手探りで進んでいたような日々を過ごしてきました。大学を卒業しても、企業の門は簡単には開かず、書類選考で何度も落とされ、面接で何度も言葉を詰まらせ、自分の価値を疑う夜を数え切れないほど経験しました。

「どうして自分だけが・・・」と涙をこらえながら、友人と励まし合ったこともあったでしょう。

思い返せば、あの頃の僕たちは、ただ生き延びるために戦っていたのではなく、自分の存在を信じ続けるために戦っていました。希望が遠ざかるたび、心の中で小さな火を灯し、それを絶やさないように必死だったのです。

あの経験は確かに苦しく、悔しさや不安に押し潰されそうになることもありました。でも、だからこそ、困難に立ち向かう力を、再び立ち上がる力を、そして自分を信じ抜く力を僕たちは手にしたのです。

就職氷河期を生きた日々

僕が大学を卒業した2000年代初頭、日本は就職氷河期の真っただ中でした。新卒者の求人は極端に少なく、希望する会社にすら面接のチャンスが与えられない日々が続きました。

僕はある日、大手企業の面接に挑戦しました。自分では準備を万全にしたつもりでしたが、面接官の前では言葉が詰まり、うまく自己PRもできませんでした。その結果、落選通知が届いたときの喪失感そうしつかんは今でも忘れられません。

でも、その悔しさを胸に、また次の求人に応募しました。毎日のように履歴書を書き、面接に挑み、自己分析を繰り返しました。友人とも「こんな時代、僕らはどうすればいいんだろうね」と語り合ったこともあります。

あの時の僕たちは、孤独を抱えながらも、希望を捨てずに必死で前に進んでいました。

あの経験が今の僕たちを作った

就職氷河期を生き抜いた経験は、今の僕たちの強さの源です。あの時の苦しみや不安は、社会で生き抜く力、柔軟性、忍耐力を育んでくれました。

僕は今、社会の変化に直面しても、あの頃の経験を思い出すことで、どんな困難にも立ち向かえる自信を持つことができます。

不安でいっぱいの世の中です。でも、「あの氷河期を乗り越えた自分ならできる」と自分に言い聞かせることで前を向く原動力が湧いてきます。

現状に甘んじている自分へ

もし今、あなたが現状に甘んじている自分を責めているなら、思い出してください。

あの頃、どれほど不安でも、何度も挑戦し続けた自分を。僕たちは、諦めずに未来を探し続ける力を持っています。小さな一歩でも、その一歩が新しい道を開くのです。

あなたは一人じゃない

僕たちは一人ではありません。あの厳しい時代を生き抜いた仲間がいます。友人や同期と語り合った日々、励まし合った経験は、今の僕たちに勇気を与えてくれます。同じ苦しみを経験した者同士だからこそ、共感できることがあるのです。

未来への一歩を踏み出すために

過去の経験を胸に、今こそ未来への一歩を踏み出す時です。怖くても、迷っても構いません。あの時の自分を思い出し、「あの時も乗り越えた」と信じることで、あなたは必ず前に進めます。未来は、僕たちの手の中にあります。

終わりに

この記事を読んでくれたあなたは、あの厳しい時代を共に乗り越えてきた仲間です。

あの時の経験は、今のあなたを戦える力強い人間にしています。だから、恐れずにもう一度自分を信じ、未来への一歩を踏み出してください。

あの頃の涙も悔しさも、今のあなたを支える力となっているのです。

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