マツダはトヨタやホンダ、日産といった大手メーカーとは異なり、万人受けする大衆車よりも個性的でマニアックな車作りを続けてきました。

マツダのデザイン好きだよ
その代表例が「RX-7」と「ユーノスロードスター(naロードスター)」です。
ロータリーエンジンとRX-7の存在感

1980〜90年代の自動車業界は「パワーウォーズ」と呼ばれ、各社が馬力競争を繰り広げていました。
その中でマツダは独自のロータリーエンジンを武器に「RX-7」を投入。軽量ボディと独特のロータリーサウンドでファンを魅了しました。
初代ユーノスロードスター(naロードスター)の誕生

1989年、世界的に絶滅していたライトウェイトオープンスポーツカーを復活させたのが「ユーノスロードスター(naロードスター)」です。
型式「NA6CE」から「naロードスター」と呼ばれ、後継モデルnb・nc・ndへと続いています。
若者でも手が届きやすい価格帯と圧倒的な楽しさで、瞬く間にヒットしました。
naロードスターが名車と呼ばれる理由

運転の楽しさ
非力な1,600ccエンジンながら、高回転まで回して楽しむ爽快感が魅力。軽量でバランスの良い車体は「人馬一体」を体現しています。
ドライバーを育てる車
naロードスターは操作に忠実で、限界も低いため、ドライバーに運転技術を磨かせる車として評価されています。
トヨタAE86(ハチロク)と並び、若者の入門スポーツカーとして人気を集めました。
中古市場の価格動向

かつて中古のnaロードスターは40万〜50万円程度で購入できる時代がありました。
しかし、現在は状況が一変し、状態の良い個体は300万円以上の高値がつけられています。
維持費と注意点

naロードスターを購入する際には、車両価格以外に維持費や修理費も考慮する必要があります。
しかし、シンプルな構造で整備性に優れているため、手をかけるほど長く乗り続けられる点も魅力です。
現行モデル「ndロードスター」との比較

2015年に登場した4代目「ndロードスター」は、初代のコンセプトを色濃く受け継いでいます。
小排気量エンジンと軽量設計によって「原点回帰」を果たし、今もなお多くのファンを獲得しています。
しかし、30年以上前に誕生したnaロードスターの人気は衰えず、イベントや街中でもその姿を目にすることができます。
まとめ:naロードスターは永遠の名車

マツダの「naロードスター(ユーノスロードスター)」は、安価で手軽に運転の楽しさを提供し、今なお世界中で愛される名車です。
マツダの独自哲学が詰まったnaロードスターは、これからも語り継がれる一台であり続けるでしょう。
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