「バイクに乗りたい」と話すと、家族や友人から「危険だからやめた方がいい」と反対されることがあるかもしれません。

確かに・・・
確かに、バイクは生身で乗る乗り物なので、万が一の事故の際は、自動車に比べて、ライダーへのダメージが大きくなる傾向があるのは事実です。

危険だとは思う・・・
でも「危険だから」と一括りにしてしまうのは、少しもったいない考え方です。リスクを正しく理解し、適切な対策を講じることで、バイクは安全に楽しめる最高の趣味になります。
この記事では、バイクのリスクと、それに対する具体的な安全対策について解説していきます。
バイクは本当に危険な乗り物?

警察庁の統計によると、実はバイクに乗っていて事故に遭う件数は、歩行中の事故件数より少ないというデータがあります。つまり、「バイク=特別に事故が多い」というわけではありません。

そうなの?
統計データは、交通事故発生状況|警察庁Webサイトでご確認ください。
でも、この事実だけを伝えても、家族の心配は拭えないでしょう。
なぜなら、バイクは自動車と違って、転倒や衝突の際に体が直接衝撃を受けるため、もし事故が起きた場合のケガのリスクが大きいからです。
僕たちが向き合うべきは「事故の件数」ではなく「事故が起きた時のリスク」なのです。
バイクが危険と言われる主な理由
バイクの事故は、いくつかのパターンに分けることができます。それぞれの原因と、それに対する対策を理解することが重要です。
1. 自損事故のリスク

バイクに乗る上で、自分の運転技術を過信したり、無理なスピードを出したりすることで、カーブで転倒してしまうことがあります。

注意で回避できる
しかし、これは「無謀な運転をしない」「雨の日は速度を落とす」「マンホールなど滑りやすい路面に注意する」といった基本的なルールを守ることで、ほとんど防ぐことができます。
2. 他車に巻き込まれる事故

ライダー自身が注意していても、自動車の運転手に見落とされてしまうリスクがあります。特に高齢ドライバーの予測不能な運転や、急な飛び出し、方向指示器を出さない進路変更など、ヒヤリとする瞬間は少なくありません。

避けるに避けられない
こうした状況を完全に避けることはできませんが、常に「もしかしたら見られていないかもしれない」と意識し、周囲の車の動きを予測しながら運転することで、事故のリスクを大幅に減らすことができます。
3. 一部ライダーのイメージ

残念ながら、一部の無謀なライダーによる危険な運転が、バイク全体に対するネガティブなイメージを作り出してしまっています。

いるね・・・
しかし、多くのライダーは交通ルールを遵守し、安全運転を心がけています。
バイク事故率は決して高くない

統計的に見ると、バイクの事故率は決して高いわけではありません。事故の多くは、「無理な運転」や「相手の予測不能な行動」が原因で発生しています。
この3つを徹底するだけで、危険は大きく減らせるのです。
バイクの危険とどう向き合うか

どんな乗り物でも、事故のリスクをゼロにすることは不可能です。
それは自動車でも、自転車でも、歩行中であっても同じです。だからこそ大切なのは、危険を正しく理解し、それに対する備えをすることです。
バイクは危険か、安全か?

バイクは「危険な乗り物」というより「危険を理解し、注意・対応するから、安全に楽しむことができる乗り物」と言えます。
無謀な運転をすれば危険な乗り物になりますが、正しく向き合えば、最高の相棒となり、あなたの世界を広げてくれるでしょう。
「危険だからやめる」のではなく、「危険を理解し、安全に楽しむ」という意識があれば、バイクライフはきっと素晴らしいものになります。
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