できることなら仕事なんてしたくない、ひらめ(@hirame18jp)です。
「働かざる者食うべからず」なんて昔から言われるし、日本国民の三大義務のひとつである労働の義務を果たさないといけないから、好きでもない仕事をしているだけです。
本来は何もしないで、最近ハマっているYouTubeをダラダラと観て、飽きてやることがなくなったら仕事をするくらいのスタンスで生活ができるくらいのお金が欲しい。
偉そうに何を言ってる?
仕事なんてしたくない
この世の中に「仕事したくない」と思ったことがない人間なんていないと思うし、下手をしたら毎朝家を出るときに「嫌だな〜」「会社に行きたくね〜」と思っている人が多いと思う。
だけど働かないと生活ができないし、家族や近所の目もあるし「しょうがない、行くかっ!」と気合を入れて家を出るのは僕だけではないはず・・・。
約20年サラリーマンをしてなんとなく思うのは「仕事したくない」という人の方が実は優秀なんじゃないか説。
そんなことはない
いやあるね
この記事では、やる気がある人間より、仕事なんてしたくないと思っている人間の方が優秀なサラリーマンである根拠を解説します。
仕事ができるのに仕事がしなくない人間はヒトを育てる
まず前提として「仕事なんてしたくない人」と「仕事が生き甲斐という人」の能力が同じであると仮定します。
仕事が生き甲斐、会社のために身を削り命の切り売りをして稼ぐエリートサラリーマン。企業戦士なんて呼ばれ、最前線でバリバリと活躍し、ふいに襲いかかる不運や理不尽だって関係ない。自らの判断でバンバン自己解決をしていきます。
自分の持っている能力を最大限に使い切り、全ての仕事をひとりでこなすスーパーマン。
そんな人は周りからも仕事ができる人間と認識されているし、本人も「俺がやらないと」と脅迫概念に追われ頑張って仕事をする。でも、そんな人は会社組織では問題があります。
問題ないでしょ?
最大の欠点がある
最大の問題は、その人じゃないと上手くいかない仕事が多くなってしまうこと。ひとりの能力で仕事をしているので、いくら頑張っても最大『1』にしかならないのです。さらに、その人が仕事ができない状態に陥ると最悪『0』になってしまいます。
反対に、仕事ができるのに仕事がしたくない人間はどうでしょう?
僕だったら全ては自分でやりません。うまく周りの人を巻き込んで自分は何もしなくても良い環境を作ります。
最低だね
それは勘違いだよ
丸投げをするわけではありません。丸投げをするとクソみたいな判断をされて、より仕事が増えてしまうので、相手の能力を見極め、適材適所に配置し、ムダがないように監視し、危険を察知した場合だけ助け舟を出す。
自分がサボるために周りの人を最大限に利用します。そして必要な判断も徐々に押しつけていきます。
一見、やる気もなく責任感もないクソ上司に見えますが、ちゃんと自分がいなくても仕事が回るように周りの人間をコントロールしています。例えば、4マンセルで動いていた場合、本人の能力が『1』周りの人間の能力が0.8、0.8、0.8だったら『3』の仕事ができます。
4人で『3』じゃ少なくない?
それは間違い。会社という組織だと全然OK
どういうこと?
4人で『3』だと少ないと思うかもしれないけど、例え、僕がいなくなっても『2.8』くらいの仕事はこなせる。時間が経てば『3』だって可能になります。だって、僕がいなくても仕事が回るように周りに仕事をさせているからね。
どちらが仕事ができると思いますか? エリートサラリーマンの方が良いと思う人はサラリーマンではなく個人事業主です。会社の経営者としては「仕事しなくない」と言っている人間の方が役に立つと思うのです。
好きか嫌いかは別として。
なんとなく、分かる気がする・・・
仕事ができない場合も仕事をしたくない方が使える
仕事ができない場合もやる気がない人間の方が使えます。
そんな訳はない
スキルがないのにやる気がある人間は害なのだ
そもそも「仕事がしたくない」といっている人間は何もしたくない。指示があるまで待機をしている。うまい具合にサボります。
最悪じゃん・・・
僕からするとありがたい
指示待ち人間は、いわれたことしかやらない。余計なことは一切しません。だけど、やる気がある人間は「サボっちゃいけない」「会社のために役に立たなくちゃ」と間違った社会正義を振りかざし、考えます。
良いことなんじゃない?
それが悲劇の始まりなんだ
スキルがないのにやる気があるとムダな行動にでる。本人は良かれと思って行動をするんだけど、在らぬ方向に突っ走る。正しいか、間違っているかなんて考えずに一心不乱に突き進み、傷を広げる。気づいたときには大惨事になり、周りの人間の手を借りなければ収集不可能なレベルまで、場を荒らしてしまいます。
個人で動くなら、どちらも使えないんだけど会社組織であれば、適切な指示を出す人間の下にすることで役に立つのです。
指示を出す側が、できないことを認識していれば、本人ができるレベルの指示を出せば良いだけ。「仕事がしたくない人間」はいわれたことしかしないので、いわれたことが終われば黙ってサボります。
だけど、やる気がある人間は指示されたことが終わるとムダな行動に出ます。サボっちゃいけないという強い正義感があるから。
仕事全体を把握できていないくせに仕事を進めようと努力をする。せっかくできていた指示通りの成果物を勝手にアレンジし、アレンジするうちにオリジナルがなくなり、別の楽曲に作り変えてしまいます。
求めていたモノはどこに行った?
いるね・・・
いるでしょ? 仕事を増やす人間
仕事が手にないのにやる気がある人間は、仕事ができないなら何もしないで黙ってYouTubeでも観ていてくれれば良いのに、ムダなことをして周りの手をわずらわします。はっきりいうとマイナスでしかない。
【結論】仕事がしたくない人間の方が仕事ができる
スキルの有無に関係なくやる気がない人間の方がサラリーマンとしては優秀なのです。
「仕事なんてしたくない」と考える人間は、仕事がしたくないから他人に仕事を教え、仕事がしたくないから余計なことはやらない。さらに仕事がしたくない人間は手を動かす前に頭を使い、上手くサボることを考えます。いつでもサボれないかと考えているのでムダなことはせず、とても効率良く仕事をしていきます。
僕が20年以上サラリーマンとして生き残れた理由はサボるためのスキルをまるでオタクのようにかき集め、実践してきたからであって、決して仕事が好きとか、やる気があるからではありません。
理想的なサラリーマンは「何もしてないのに、いなくなると仕事が回らない」と思われるミステリアスな人間です。
僕が今までサバイブできたのは怠け者だからだと認識しています。
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