最近「好きを仕事に」なんて心地よいキャッチコピーをよく聞きますよね。
この記事では、「好きを仕事に」といわれる理由、そして興味がなく、好きじゃない仕事でも「嫌いじゃない仕事で稼ぐ」ことがイチバンな理由を解説します。
好きなことで稼ぐなんて夢のような話だと思いませんか?
多くの成功者は「好きなこと」と「稼げること」が一致しているので「好きなことを極めれば生活ができる」と思っています。
ですが、「好きなこと」と「稼げること」が一致していない凡人の場合は、好きなことを極めても生活することはできません。
嫌いじゃないで仕事を選ぼう!
「好きを仕事に」と言われる理由
「好きを仕事にする」ことが実現できたらどんなに幸せな人生が送れるだろう・・・なんて誰でも一度は持ったことがありますよね。
どうしたら、そんな生き方ができるのでしょうか。
好きなことを仕事にすることは誰にでもできますが、好きなことで稼ぐことは簡単なことではありません。
いくら「好きなこと」を仕事にしても、稼ぐことができなければ生きていくことは不可能です。
稼げないと生きていけない
ですが、よく「好きを仕事に」と聞く理由は、成功者の多くは「好きなこと」と「稼げること」が一致していて、成功者は「なんで好きなことをしないんだろう? 好きを極めれば生活ができるのに」と感じ、好きでもない仕事を嫌々している人間に対して違和感を覚え、その違和感を配信しているからなんです。
元々、好きなことで稼げたのか、稼げることを続けているうちに好きになったのかは別にして「好き」と「稼げる」が一致している人が人生の成功者なのです。
成功者の多くは、好きなことと稼げることが一致しています。
好きを仕事にしないと成功はないの?
そんなことはないよ
好きなことをしないと成功できないのではなくて、成功した人の多くが「好き」と「稼げる」が一致をしているだけです。
さらに、そんな単純で直感的なアドバイスを求めている人が多いので、耳障りの良い「好きを仕事に」という甘い言葉を囁き続けた方がビジネス的に安定しやすい。だから多くの人が大声で語っているんです。
好きを仕事になんて信じるな!
「好き」より「嫌いじゃない」が大切
「好きなこと」と「稼げること」が一致していて、好きを仕事にできると成功を手に入れる確率が高いですが、「好き」と「稼げる」が一致しない場合がほとんどではないでしょうか。さらに、好きなことがない場合も考えられます。
好きを仕事にできるのは、本当に一部の人間だけ。
好きで稼げると思う?
ムリだと思う・・・
多くの人にとって「好きなこと」と「稼げること」が一致していることを見つけることより「稼げること」と「嫌なこと」の重ならない部分を見つけることが大切。
これが本音の部分だと思うよ
仕事は「好き」より「嫌いじゃない」で選ぶのが正解だと思うのですが、誰もそんな話をしないですよね。
なんで、誰も「嫌いじゃない仕事をしようぜ」と言わないかというと、とてもネガティブな意見で社会正義からすると間違っているから。
「この仕事は好きじゃないけど嫌いじゃないし、お金のためにやります」
なんて、誰もが思っていても口にしないのは、そんなことをいうと嫌われる確率が高いからです。それはそうですよね。嫌いじゃないという人より、好きですという人とビジネスをしたい人が圧倒的に多い。
僕も匿名ブログじゃなかったら言えません
だけど、実際に稼いでいる人は「世の中から必要とされている仕事」を得意としているのが現実で、それが好きなのか、嫌いなのかは関係ありません。
特に仕事を始めるときは「好き」を探すより「嫌いじゃない」を探す方が圧倒的に効率が良いです。
確かに・・・
さらにいうと「好き」は年々変わってしまうんだよ
割り切って働くことで得られるモノ
仕事とプライベート、「好きなこと」と「稼ぐこと」を完全に割り切っているからこそ、稼ぐ能力が高まります。
好きなことであれば、理不尽なことでも耐えられる。なんていうことはなく、どれだけ好きなことでも、社会人になると嫌なことは必ず降りかかります。
仕事だと割り切ってしまえば、どんな理不尽なことでも「これが仕事だよ」と割り切れるのです。そして、そんな理不尽や不運は経験をすることによって、自分に責任のない災厄が降りかかってきたときも、あわてず騒がず、淡々と自力で対処するチカラが得られるのです。
好き嫌いが変わってしまうこともある
人間は経験を積み、新しい知識が増えると価値観が変わり、好きなことが変わってきてしまいます。
子供時代にハマっていたことをずっと続けているという人は少なく、歳を重ねると新しいことに興味をひかれ、熱中するという経験がありますよね?
さらにいうと、好きで始めた仕事でも思い通りにはいかず、嫌いになってしまうこともあります。
例えば、大好きだったデザインでもお客様との駆け引き、理不尽な要求、急な変更など稼ぐためには耐えることも必要です。
「なんか楽しくない」
好きだったことが嫌になってしまいます。
ありそうだね・・・
好き嫌いに関係なく理不尽は降りかかる
反対に好きではなかったけど、好きになることもあります。
なんとなく「嫌いじゃないし、稼げるから」とはじめたプログラミングでも経験を積み、知識が増え、できることが増えると楽しくなり「生涯の仕事の仕事にしても良いか」というくらい好きになることもあります。
好きではじめて嫌いになるより、嫌いじゃないからはじめ、好きになる仕事の方が幸福度は高いと思いませんか。
最終的に好きになれば幸せだね
好きを仕事にできるかは「運次第」
「好きなこと」と「稼げること」が一致するかは結局、運次第で本人が、どうにかできることではありません。同じことでも、世の中から求められる時代とそうじゃない時があります。
好きを仕事にできるのがイチバンですが、そうじゃない場合は「嫌じゃない仕事」を選択するのもアリではないでしょうか。
残念ながら、社会システムが大きく変わり働かなくても生活ができる世の中にならない限り、仕事をしなくてはなりません。
イチバン不幸なのは、やりたくない、嫌いな仕事を嫌々することです。
そんな不幸を背負う必要はない
「好きを仕事に」というアドバイスを信じて「好きなこと」を探しても稼げる確率は決して高くありません。もちろん、好きなことをして稼ぐことがイチバン楽しい人生を送れるような気がします。
ですが、「好き」と「稼ぐ」を割り切り、稼ぐために仕事をして、稼いだお金で好きなことをする方が簡単です。
好きなことをするために稼ぐ
ただ少しでも、成功に近づくためには職業をしっかりと選ばなけばなりません。スキルが身につく職業を選ぶことが大切です。
好きを仕事にする必要はなくて、仕事ができるようになるまで続けられる「嫌いじゃない仕事」を見つけてください。
嫌いじゃない仕事を続け、スキルが身につけることでキャリアアップにつながり、より多く稼げるようになりやすくなります。
収入だけが成功ではありませんが、豊かな暮らしの第一歩は「経済的余裕」です。どうしても好きなことで稼ぎたいと思うのであれば、経済的余裕を手に入れてから「好きを仕事に」すれば良いのです。
人生100年時代、何度もチャレンジできる
まずは稼ぐことが大切だね
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