『好きを仕事に』を実現するために必要な考え方

ラクに生きる方法

好きを仕事に」なんてキャッチーでポップなコピーが受け入れられるのは、現代の日本で働くことのツラさの象徴である気がしてなりません。

まお
まお

好きなことをして稼ぐ♪

就職氷河期という言葉と同時に社会人になり、平成不況という怪物と一緒に育った僕は、バブルの恩恵を授かることもなく、血反吐を吐きながら、這いつくばって必死にサバイブしてきました。

そして、望んでいた平和な生活と引き換えに不運や理不尽への耐性を身につけたのです。地獄の底、修羅場で傷つきながらも、致命傷を避け生き延びた先にあったのは、自由で平和な世界とはかけ離れた生活でした。

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「好きを仕事に」は実現するのか

息子たち世代や現代の若者など、これから社会に出る人間にはこくな話ですが、好きを仕事にできるほど世の中は甘くはありません

そもそも、資本主義、自由経済社会という縛られたシステムでサバイブするためには、お金を稼ぐ能力が必須です。

ひらめ
ひらめ

稼ぐチカラがないと生き残れない

もし、あなたの『好き』が誰かの役に立つことであれば、何も気にせず突き進めばサバイブするどころか、人生の覇者、皆から賞賛される成功者になれます。

つまり、資本主義下では腕力や知力より、お金を稼ぐチカラ、誰かの役に立つ能力が必要なのです。

誰も言わないけど、現代社会では学歴や経歴なんて必要なくて、出来るだけ多くの人の役に立つことができれば、世界征服も可能なのです。

多くの人が失敗をしている

好きなことで稼ぐということは、あなたの好きなことが誰の役にも立たないと不可能です。経験がない若者は、好きなことで稼ぐことを目標にしますが、それは平成の初め頃、バンドで飯を食うと言って消えていったロッカーと一緒です。

まお
まお

確かにそうね・・・

ひらめ
ひらめ

多くの仲間が・・・

好きなことで一攫千金を夢見て夢破れた若者は、どの時代にも溢れかえっています。バンドTシャツを着て、ロン毛で自由を求めていた若者も、今では七三分け、吊るし売りのくたびれたスーツを着て、愛想笑いをしている量産型親父になっているのです

どれだけギターが上手くても、誰もそのテクニックを求めている人がいなければ、一円にもならないし、身内でいくら騒がれようが、誰かに感動を与えることが出来ても、稼げないバンドマンは消えてしまいます。

まお
まお

厳しい世界だよね・・・

『好きを仕事に』を実現するためには、自己満足の『好き』から、多くの人に役に立つ『好き』に昇華させることが必要です。

どうやって「好きを仕事に」を実現するか

好きなことを仕事にするためには、どうやって他人の役に立ち、対価としてお金をもらえるかを吟味しなくてはなりません。

ひらめ
ひらめ

「お金をもらえるか」が大切なのだ

簡単に言っていますが、稼ぐセンスというのは誰もが身につけているものではなく、また、容易に手に入れられるものでもありません。

何をすれば、稼げるかという直感、嗅覚は乗り越えて来た修羅場の数であり、そうそう簡単に見つけられるどものではないし、偶然見つけたとしても、稼ぐようになるまでは、それなりの努力と経験が必要になるのです。

ひらめ
ひらめ

余程の運がないと急には稼げない

つまり、好きを仕事にするためには、地獄のような継続が必要なのです。

現実逃避では上手くいかない

多くの人が憧れる「好きを仕事に」は、サラリーマンとして働いているツラい想いをしている現状から逃避するための憧れのような気がしてなりません。

ひらめ
ひらめ

ちょっと厳しいことを言う

はっきり言って、好きなことだけして稼ぐのは、会社に行き、言われたことを淡々とこなし、時間を過ごすサラリーマンの方がラクなのが現実です。

まお
まお

現実はそうかも・・・

仕事というのは、誰かの役に立ち、その対価としてお金をもらうことです。好きなだけでお金が稼げますか。あなたの好きなことで、誰かのためになりますか。どうやって誰からお金をもらえるか考えたことがありますか。

まお
まお

厳しいけど、そうだよね・・・

現状の働き方に不満を抱き「好きを仕事に」に現実逃避をしているだけじゃありませんか

サバイブするためには必要な能力

今のような資本主義が続くのであれば、学歴よりも、筋肉よりも、モテテクよりも、稼ぐ能力の方が重要です。

自由経済社会では、稼げる能力・・・すなわち『誰かの役に立ち、その人から対価がもらえる』能力がないと莫大な財産と他を圧倒する権力を手にすることが出来ません。

ひらめ
ひらめ

莫大な財産と権力が欲しい

まお
まお

欲望丸出し・・・

というか、稼ぐチカラがないと「好きなこと」すらできないのです。

「好きを仕事に」の前に、好きなことが継続できる環境を手に入れる必要があり、そのためには稼ぐこと。

「好きを仕事に」を実現するために

色々と社会や国に思うところはあるし、保身に走りたがる人間の気持ちも分からなくはありません。

どこに行っても、何をしても稼げる人間と、環境に文句を言いながら何も行動をしていない人間がいます。

ひらめ
ひらめ

どちらも『好きを仕事に』と騒いでいる

ウダウダと会社の文句を言いながらも、会社からの給料でしか稼げない人間・・・。

厳しく聞こえるかも知れませんが、会社でも評価されない人間は、何をしても評価されません

悲しいけど、会社という狭い世界ですら、誰の役にも立てない人間にお金を払ってくれる人はいません

「好きを仕事に」するためには、稼ぐこと。つまり、誰かの役に立つスキルや能力を身につける必要があるのです。

好きなことで稼ぐためには、誰の役に立てるか、どんな人の役に立てるか、相手の気持ちになり、何ができるかを考え、行動する。そして、好きなことを続けるための環境を手に入れる。

まお
まお

大変だよね

ひらめ
ひらめ

大変なんだよ。本当は・・・

想像するだけで大変です。ですが、そんな大変なことをしてでも、好きを仕事にしたいと思う人が多いのは、景気が良くなる気配もなく、安い賃金で馬車馬のように働かされる現代の日本社会にある気がしてなりません。

「好きを仕事に」凄く良いキャッチですよね。

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