ロードスターが変えた僕のライフスタイル｜40代サラリーマンが語る早朝ドライブの魅力

40代のサラリーマンにとって、平日は仕事に追われ、休日は家族サービス･･･。

「自分の時間なんてほとんどない」と。そんな息苦しさを感じていた頃、NAロードスターと運命的な出会いを果たしました。

屋根を開けて風を感じながら走る早朝ドライブは、日常の喧騒（けんそう）を忘れさせてくれる至福の時間になりました。

ロードスターを手に入れてから、僕の休日の過ごし方はもちろん、心の持ちようまで大きく変わりました。

ロードスター購入がきっかけで休日の過ごし方が変わった

NAロードスターが我が家にやってきてから、僕の休日は劇的に色を変えました。それまでは、仕事に疲れ果て「休日は家でゴロゴロしたい」が口癖の典型的な40代。

気づけばYouTubeやテレビを見ているだけで一日が過ぎ去り、どこか満たされない毎日でした。

でも、ロードスターが来てからはすべてが一変。週末の朝になると自然と目が覚め「今日はどこへ行こうか」と、子どものように心を躍らせる自分がいます。車を趣味にすると、人生そのものが変わる。まさにそれを実感しました。

僕が選んだのは、初代ロードスター、通称「NAロードスター」。カパッと開くリトラクタブルヘッドライトは、今見ても古さを感じさせないどころか、かえって新鮮でクラシックな魅力を放っています。

最新の車と比べれば、装備はシンプルで走行性能も控えめです。けれど、そのアナログな感覚こそがNAロードスターの最大の魅力。

ハンドルを切れば、ダイレクトに車の挙動が伝わってくる。まるで車と会話しているような一体感は、最新の車ではなかなか味わえません。

そして何より、屋根を開けて走るオープンカーならではの解放感は、格別です。風を肌で感じ、太陽の光を浴びながら走る非日常体験は、どんな言葉よりも雄弁にその爽快さを伝えてくれます。

ロードスターに乗り始めてからの僕の新しい習慣は、早朝ドライブです。まだ夜の帳が明けきらないうちに家を出て、人も車もまばらな街を走り抜けていきます。お気に入りのコースは、静けさに包まれた横浜みなとみらい周辺。

朝の街は、普段の喧騒が嘘のように静かで、まるで別世界に迷い込んだかのようです。屋根を開けて走れば、冷たく澄んだ空気が肺を満たし、自然と笑みがこぼれてしまいます。

早朝ドライブには、もう一つの特別な効果があります。それは、頭の中を整理できること。普段は仕事や家庭のことでごちゃごちゃしていた思考が、ハンドルを握り、心地よいエンジン音を聞いていると、不思議とクリアになっていくのです。

「仕事の壁をどう乗り越えるか」「もっと効率的に働くには」「家族と過ごす時間をどう増やすか」などなど･･･。そういった悩みの答えが、次々と頭に浮かんでくる。散歩やカフェでは決して得られない、ドライブならではの瞑想のような時間です。

ロードスターの幌を開けて走ると、見慣れた景色も全く違った表情を見せます。たとえば、朝のオフィス街を流しているだけで「自分だけが特別な世界を走っている」ような感覚に包まれます。

響くエンジン音、頬をかすめる風、街の香り。五感が研ぎ澄まされ、まるで遠い場所に旅に出たかのような気分に浸れます。これは、ただの移動手段として車に乗っていた頃には想像もできなかった贅沢です。

正直、40代になって「これといった趣味がない」という人も多いはず。でも、ロードスターに乗るだけで、何気ない休日が宝物のような時間へと変わる。これこそが、ロードスターが僕に与えてくれた最大の価値だと感じています。

この趣味を続けられるのは、家族との時間を犠牲にしないからです。早朝に出発しても、遅くとも10時前には帰宅できる。

そこから家事を手伝ったり、子どもと出かけたりすれば、家族も不満を抱くどころか、むしろ「趣味を謳歌（おうか）しているお父さん」として家庭の雰囲気が明るくなる。

もしゴルフのように丸一日かかる趣味だったら、こうはいかなかったでしょう。早朝ドライブは、「家族と趣味の両立」を叶えてくれる、最高の選択肢なのです。

ロードスターを手に入れてから、僕の生活は間違いなく豊かになりました。

これは単なる「車を買った」という話ではなく、人生そのものがより豊かに、鮮やかになったということです。

人生の後半戦をどう過ごすかを考えたとき、ロードスターは最高の相棒になってくれるはず。もしあなたが「40代からの新しい趣味」を探しているなら、ロードスターはきっと素敵な選択肢になります。

NAロードスターとの出会いは、僕の休日をこれまでにないほど充実させてくれました。ただ走るだけで心が軽くなり、新しいアイデアが湧き、家族との時間も守れる。これほどバランスの取れた趣味は他にはありません。

人生はまだ半分。どうせなら自分らしく、胸を張って楽しみたい。ロードスターは、そのための最高のパートナーです。

「車が趣味になるとライフスタイルは変わる」――これは僕自身が体感した、紛れもない真実です。